ついに見つけた謎の気管を拡げる効果の正体
南天実エキスに含まれる、気管の収縮を抑える物質とは・・・。
南天研究所では、その有効成分をつきとめるために、南天実エキスを5つのグループに分けて、個々の物質について気管を拡張させる作用を調べてみました。
さらに、このグループの成分を細かく分けて、調べてみると、著しい効果を示す物質が見つかったのです。
南天研究所では、その有効成分をつきとめるために、南天実エキスを5つのグループに分けて、個々の物質について気管を拡張させる作用を調べてみました。
実験の結果、一つのグループで効果が得られました。
さらに、このグループの成分を細かく分けて、調べてみると、著しい効果を示す物質が見つかったのです。
その物質の名は『ヒゲナミン』。
秘密の正体は『ヒゲナミン』！
つまり、南天実エキスの効果は『ヒゲナミン』によってもたらされていたのです。
更なる実験で、『ヒゲナミン』のメカニズムが解ってきました。
気管の筋肉上には「β受容体」というたんぱく質があり、
ここが刺激されると筋肉が緩んで気管拡張をすることが解っています。
『ヒゲナミン』は、このβ受容体に作用して、直接に 気管を拡張させていたのです。
Tsukiyama M, Ueki T, Yasuda Y, Kikuchi H, Akaishi T, Okumura H & Abe K
β2-Adrenoceptor-mediated tracheal relaxation induced by higenamine from
Nandina domestica Thunberg.
Planta Med., 2009, 75(13), 1393-1399.
【 IF2007 = 1.848 】
β2-Adrenoceptor-mediated tracheal relaxation induced by higenamine from
Nandina domestica Thunberg.
Planta Med., 2009, 75(13), 1393-1399.
【 IF2007 = 1.848 】
